《成人や高齢者の歯磨きに関する質問》

              



Q 1

介護の時、歯ブラシをしようとして口を開いてくれなかったり、短時間しか開いてくれない人にはどう対処したらよいでしょうか?

A

毎日できる自然な方法を考えてみましょう。歯磨きに抵抗されているのであれば、良く噛んで食べ、唾液の分泌を盛んにし自浄作用の機能を十分に発揮できるように促したり、食後必ずお茶をすすめるめる事も大切です。少しずつ無理をしないで慣れてもらいながら、磨く範囲を広げる様にしてはどうでしょうか。なぜ抵抗しているのか見極めて口腔ケアへの理解を求めていきましょう。



Q 2

歯ブラシを入れると噛んでしまって離さない人にはどうしたら良いでしょうか?

A

一人でのケアーは難しいので23人で行うと良いでしょう。長時間口を開いていられない方もいます。口を開くためにオシボリや割り箸にガーゼを巻いた開口器を用意し咬んでもらうのも一案です。安心と理解していただくための声掛けをしながら根気よく行う事も重要です。





Q 3

口を開かない、開けられない人はどうやって歯を磨いたら良いですか?

A

口唇マッサージで気持ちのよい感覚を体験させ脱感作をしてみましょう。アイスマッサージが有効なときもあります。口を開きすぎる場合は割り箸にガーゼを巻いたものを咬ませるのもいいでしょう。



Q 4

うがいできない人はどうしたらよいか?

A

水に濡らした脱脂綿等で口の中を拭いたり、吸引する。



Q 5

唾液が出なくて口の中が気持ち悪い、どうしたら良いですか?

A

水を飲む、もしくは人口唾液の使用。保湿剤の入った洗口剤があります。その他、血圧などの薬の副作用で唾液が少なくなったりする事もあります。歯科医師・医師に相談してみて下さい。



Q 6

胃ろうの人は口腔ケアは必要ですか?

A

必要です。口の中が乾燥したり、汚れたりします。肺炎の原因にもなりかねません。水などで潤しながらきれいにして下さい。




Q 7

電動歯ブラシをうまく使うコツを教えて下さい。

A

ヘッドの形が手用ブラシと同じものは、当て方も基本的には同じです。

横に当てたり、縦に当てたり歯に合わせて歯ブラシを動かして下さい。
高速運動型で毛先の丸いものは、1本ずつ包み込むように磨いて下さい。音波型は毛先をぬらしてから使うといいでしょう。超音波型は毛先を動かす事でプラークの除去がより効果的にできます。どのタイプでも当てただけではきれいに磨けません。軽く動かして磨いて下さい。毛が曲がる程強く当てないで使うのがコツです。手用と同様、使いこなしが大切です。



Q 8

電動ハブラシと、普通のハブラシどちらの方が良いですか?

A

大切なのは、きちんと汚れを落とす事です。どちらを使ってもかまいませんが普通のブラシで十分に汚れを除去する事ができるのであれば、わざわざ電動歯ブラシを使う必要はありません。電動歯ブラシを過信しないように心がけて下さい。

電動歯ブラシも使いこなしが大切です。



Q 9

歯間ブラシをすればするほど歯ぐきが痩せていっている気がします。大丈夫でしょうか?

A

大丈夫です。プラークが原因で腫れていた歯肉が原因を除去する事によって正常な位置まで下がってくるので、痩せていってる気がするのだと思います。歯間ブラシにはいろいろな太さがあり、使いこなしが必要です。歯科医院で指導を受けて下さい。



Q10

揺れている歯は歯ブラシで揺れなくなるのですか?

A

正しいブラッシングで歯肉を引き締める事で少しずつ動揺を抑える事はできます。噛み合わせの調整も必要ですので、歯科医院で診てもらって下さい。



Q11

舌も磨いたほうがいいのですか?

A

舌についた汚れは、口臭の原因にもなりますので舌ブラシか歯ブラシで磨いて下さい。



Q12

糸ようじ(フロス)は必要ですか?

A

フロスは歯と歯の間など歯ブラシが届きにくい所をきれいにし、歯と歯の間のむし歯を予防するのに効果があります。使いこなしがあり乱暴に入れると歯ぐきを傷つけたりします。一度は歯科医院で使い方を教わって下さい。



東京都東村山市歯科医師会