2018年02月05日

歯科保健に関するQ&A集

《子育てとむし歯に関する質問》

Q 1
添い寝の時の母乳はどうですか?

A
母乳自体に糖分が含まれているのであまり好ましくありません。

Q 2
哺乳瓶を長く使用するとむし歯になりやすいのはなぜですか?
A
飲みながら寝てしまう癖がついてしまい、
ミルク自体に糖分が含まれているので口の中が酸性になる時間が長くなりむし歯になります。
 

Q 3
1歳4ケ月で哺乳瓶を使っているのですが、歯に影響はありませんか?

A
歯に対する影響は何を与えるかで変わります。ポカリスウェットやジュースなど甘いものだとむし歯を作りやすくなります。
また、哺乳瓶の長期使用はあごの形や歯並びにも影響します。
離乳食をきちんと食べるようなら、そろそろやめるようにしましょう。

Q4
乳児に寝る前に野菜ジュース」を飲ませているのですがどうでしょうか?

A
寝る前はお茶か水ぐらいにしたらどうでしょうか。野菜ジュースであれば、その後うがいや簡単なブラッシングを必ずしましょう。

Q 5
乳児に口移しで食事を与えていますがどうでしょうか?

A
むし歯菌の母子感染の恐れがあります。まずご自分の口の中にむし歯などあるようなら治しておいて下さい。 

Q 6
垂直感染いつまで気をつけたらいいでしょう?

A
3歳くらいまで。

Q 7
子どもがあめを欲しがるので、週2-3回、1日1個あげていますが、大丈夫か心配ですか。因みに、歯磨きは朝晩2回です。

A
量が多くなったり、回数が増えなければ大丈夫です。

Q 8
あめやチョコなどの廿いおやつは何歳からあげていいの?

A
年齢は決まっていませんが、時間と量を決めてあげましょう。
3歳頃まではちょっと控えめにして下さい。

Q 9
乳歯がむし歯になったら永久歯のむし歯は防げない?

A
乳歯のうちにしっかり治療すれば問題ありません。生活習慣の中にむし歯をつくった原因はありませんか。
考えてみて下さい。そして改善しておいて下さい。

Q 10
乳歯のむし歯は永久歯に影響しますか?

A
深いむし歯でなければ影響しません。

Q 11
歯医者は何歳頃から通わせればいいのでしょうか?

A
ユニットに横になれるか、母親に抱っこした状態で口が開けられればOKです。

Q12
何歳頃から歯科健診を受けたらいいのでしょう?

A
気になったらいつでもいいです。

Q13
「むし歯になりますよ」と言われるが治療を嫌がるので大変、どうしたらいいですか?

A
主治医の先生と話し合って、焦らずじっくり付き合っていきましょう。
生活の中で甘いものの与え方や歯磨きなどいろいろできる事はあります。

Q14
5歳の子供の歯ぎしりがひどく、乳歯がけずれています。大丈夫?

A
ストレス性か発育途上のものか判別して、原因の究明を。
多くの場合は、まず問題ありません。

Q15
好き嫌いがあるのはどうしたらいいでしょうか?

 A
一度には直す事はできないので少しずつ時間をかけて、食べ方、料理の仕方にも工夫を!!

Q16
ごはんをきちんと食べないのはどうしたらいいでしょうか?

A
間食が多いか、もともと小食か。時間を決め、決まった場所で落ち着いて、楽しく食べる習慣をつけるようにしてはどうでしょうか。

Q17
むし歯予防のポイントを教えて下さい。

A
早寝早起きで,生活のリズムを規則的正しく整えましょう。

甘いものに偏らず,何でも食べられる子に育てましょう。

よく噛んで食べましょう。

食後には歯を磨く習慣をつけて下さい。


Q18
口の中に食べ物をためて、いつまでも飲み込まないのですが?

A
一度にあげる量を減らしてみて下さい。
それを飲み込んでから次を口の中に入れてあげましょう。


Q19
離乳食で気をつける事を教えて下さい。

A
自然な薄味で、段階を追ってあげて下さい。ここでお子さんは咬む事を学習しています。焦らず,少しずつあげて下さい。


Q20
食が細いのですが?

A
体の発育は正常ですか?三度の食事以外ダラダラと間食などしていませんか?外遊びなど体を動かしていますか?


Q21
おやつのあげ方を教えて下さい。

A
時間と量と食べる場所を決めてあげる様にするといいでしょう。
甘いものは3歳頃までは控えめにあげて下さい。

 

 

 

《お口の癖と歯並びに関する質問》


Q 1
歯並びはどうして悪くなったりするのですか?

A
遺伝的なものと後天的なものがあります。
遺伝的なものは、両親や家系の形質を骨格的に受け継ぐもの。
後天的な原因としては指しゃぶりやおしゃぶり・哺乳瓶の間違った使い方、爪咬み・唇や舌を咬む癖、むし歯で早く乳歯をなくしたり、ほおづえなど生活習慣としての不良姿勢が影響します。

Q 2
歯並びが悪いとどんな影響がありますか?

A
一般的に歯並びが悪い場合は十分に食べ物を噛み砕きにくくなったり、心理的に悪影響が出たり、顔の発育や顎の関節への影響が考えられます。

特に上あごが狭くなったり上下の噛み合わせにゆとりがない場合には舌の動きが抑制されて呼吸や発声・聴力に影響します。

また口の中が乾燥したり、むし歯や歯肉炎が発病しやすくなります。

Q 3
歯並びを悪くしないために気をつける事は何ですか?

A
・ 新生児の頃からしっかりと母乳を飲んで、保育者と肌でふれあい、離乳期からは何でも良く咬んで食べ、よく遊び、よく寝る子供らし い健康的な生活をおくりましょう。  

・ 甘いものを控えしっかり歯ブラシをしてむし歯を作らないように。

・ 指しゃぶりなどの癖を作らないようにして下さい。

・ 顔の周りの筋肉を十分に発育させ歯列にゆとりを持たせましょう。

Q 4
乳歯の歯並びが悪いときはどうしたらいいでしょう。

A
一般的には食生活や指しゃぶり、爪かみなどの悪習癖・生活習慣の改善をしながら生え変わりまで様子を見ますが、時々歯科医にチェックしてもらって下さい。
咬合誘導などでその程度を改善できたり抑制矯正を行った方がいい場合もあるので早めに歯科医に相談して下さい。

Q 5
歯並びの治療は何歳くらいから始めたらいいですか?

A
一般的には歯が生え変わる小学校低学年、永久歯が生えそろう小学校高学年が目安になります。
ケースによっては乳歯列にクロスバイトや明らかにあごの発育が遅れている場合には、乳歯列完成の3歳くらいから始めた方がいい場合もあります。

Q 6
指しゃぶりについて?

A
・ 指しゃぶりについては、少しずつ是正していく様にしましょう。個人差はありますが、5 歳頃になると永久歯が生えてきますので、 この時期までには指しゃぶりを止め努力をしましょう。

・ 幼児に指しゃぶりを止めた方がよい理由を説明してあげましょう。
   そして無理やりではなく、幼児自身の意志で止めるようにしてみて下さい。

・ 眠りながら指しゃぶりをしている 時は抜き取って下さい。

・ うまくできた時は必ずほめてあげて下さい。

・ 他に興味を持たせるなど指しゃぶりを忘れさせる環境づくりをして下さい。 
  日中よく遊んでスキンシップをとったり、添い寝で本を読んであげるのも一案です。   

・ 親子の交流を再考してみましょう。


Q 7
おしゃぶりについて?

A
必ずしも使用しなければならないものではありません。
鼻呼吸を促すなどの効用もうたわれていますが、不衛生に使われているケースも多いので使用には留意して下さい。
小児科学会・小児歯科学会では、発語や言葉の発達のことを考えると使用を1 歳半頃までとしています。


Q 8
おしゃぶり、指しゃぶりは歯に影響しますか?

A
影響します。あまり長くやっていると出っ歯になったり、前歯が噛み合わなくなったりします。
そして歯並びが狭く細長くなり、口の中の広さが狭くなり舌の動きを阻害して呼吸や発音に影響が出ると言われています。
4-5歳頃までにはやめる様にしたいものです。

Q 9
左右の前歯の間が広がっていて心配です。(1歳半)

A
上唇小帯の付着異常や過剰歯が存在しなければ心配はないと思われますが、異常がある場合は歯科医に相談して生え変わりあたりでしかるべき処置をするのが良いと思われます。

 

 

 

《子供の歯磨きに関する質問》


Q 1
子供の歯磨きはどのような磨き方で、一日何回位磨いたらいいでしょうか?

A
3歳までに食後の歯磨きの習慣付けをしてあげて下さい。
子供本人にまず磨いてもらいます。その後、すこしずつ仕上げ磨きをしてあげてください。

歯ブラシの使い方は、歯に対して直角にあて一歯分位のストロークで横に動かす。
一番奥の歯から一歯ずつ5?10回程度を目安にしてください。
本来なら毎食後に磨いてあげるのが理想的ですが、一日1回だとしても夜寝る前は時間をかけてきれいに磨いてあげましょう。


Q 2
歯磨きを嫌がって10秒ぐらいしかやらせてもらえません。
上手な磨き方はありますか?

A
まずは嫌がっている原因を見極める事が大切です。
遊びの延長の様に話し掛けたり、歌ったり楽しく磨ける雰囲気作りをしてあげましょう。
なかには痛い思いをさせたりして仕上げ磨きのやり方に改善が必要な場合もあります。
歯磨きの圧力が強くないか、唇を強く引っ張りすぎていないかなどもう一度確認してみてください。


Q 3
どんな歯ブラシがよいですか? 歯磨剤は使った方が良いですか?

A
歯ブラシは柄がストレートで毛先が小さく、腰のあるものが良いでしょう。
毛先の大きさの目安は子供の指の幅一本半程度です。
歯磨剤を使用すると、磨けていないのに磨けた気になってしまいがちです。
まずはつけずに磨く事をおすすめします。もし使うのであれば一日に1-2回フッ化物配合のものを使用するとむし歯予防に役立ちます。
保護者が磨いてあげる仕上げ磨きの時は使いません。


Q 4
夜、寝る前はなぜ歯磨きをした方が良いのですか?

A
睡眠中は唾液分泌が少なく、むし歯の原因菌が活発に活動してむし歯になるリスクが高いからです。

Q 5
いつ頃から歯磨きすればよいですか? うがいだけではだめですか?

A
0歳児で歯が萌出したらうがいだけでなく磨いてあげましょう。
3歳頃までは習慣付けを主にし、むし歯になりにくい食べ物を与えて下さい。
その間、徐々に磨き方も教えてあげると、だんだんきれいに上手になるでしょう。

Q 6
きちんと歯磨きをしていても体質や遺伝によってむし歯になると言うのは本当ですか?

A
生まれたばかりの赤ちゃんの口のなかにはむし歯の原因菌はいません。
一般にスプーンの共有等から伝播されると考えられています。
ですから、むし歯そのものは遺伝的病気ではありませんが、むし歯に対する抵抗力は歯の組成や唾液の性質によって個人に差があります。
また食習慣や好みなども親から子に伝わりやすいものです。

甘いもの好きだったり、間食が多い生活習慣家庭はむし歯になりやすいかもしれません。

Q 7
寝て磨かせてくれません。座っていても平気ですか?

A
仕上げ磨きの姿勢で最もおすすめなのは「寝かせ磨き」ですが、寝る事を嫌がる子供には初めは楽しく歯磨きができる環境をつくり、まずは歯ブラシを口に入れる事に慣れてもらってから、少しずつ磨く姿勢を工夫していきましょう。

Q 8
歯ブラシすると出血するが大丈夫ですか?

A
圧力が強く歯肉に傷を付けている場合でなければ大丈夫です。
汚れがたまって歯肉が腫れて出血しているのであれば、よく磨いてあげましょう。
原則的には出血させない、痛くない程度の力で時間をかけて磨いてください。
痛い思いをさせては逆効果です。

 

 

 

《フッ素に関する質問》

Q 1
フッ素はどんなもの?

A
人工的に作られた物ではなく、自然に広くある物です。水、海藻、お茶などにも含まれています。


Q 2
フッ素にはどんなむし歯予防効果があるの?

A
1. 歯の質を強くします。

2. 初期のむし歯になりかけた歯を元に戻そうとする。(再石灰化)

3. 原因菌を抑制する。(むし歯の原因となる酸を抑える)

Q 3
家庭でフッ素えお塗るにはどうしたらいいの?

A
フッ素の入った歯磨き剤やフッ素の入った洗口剤などを使う方法があります。
欠点としてはうがいができない乳幼児に歯磨き剤や洗口剤は使用できません。
泡やスプレータイプの物もあるので歯科医院で相談してみて下さい。
もちろんフッ素だけでむし歯が予防できるわけでなく、甘味を控え、食後の歯磨きを励行するなど健康生活が前提です。

Q 4
フッ素は方法によってむし歯予防効果が異なるの?

A
早く始め、長く続けて効果があります。

永久歯のむし歯予防効果として

フッ化物洗口      :  50?80%

フッ化物歯面塗布    : 30?40%

フッ化物入り歯磨き剤  : 20?30%

Q 5
フッ素はいつからいつまで塗るの?

A
乳歯に対しては生後6ヶ月?3歳半頃まで。
永久歯には4歳?15歳頃まで、もちろん成人や高齢者にも効果があります。
なるべく歯が生えて早めに、定期的に応用する事が効果的です。

Q 6

むし歯を予防するには歯ブラシだけでは不十分ですか?

A
むし歯予防は総合的な捉え方が大切です。

1. 規則的な生活リズムが大切です。

2. 甘いものに偏らない食生活を送りましょう。

3. 良く噛んで食べましょう。

4. 食後の歯磨き、プラークコントロールが大切です。

5. フッ素を上手に利用しましょう。

6. 間食は時間を決めてとりましょう。

7. 糸ようじ(フロス)などを併用する事もいいでしょう。

Q 7
フッ素は初期のむし歯を治すの?

A
歯の表面がわずかに白くなった初期のむし歯であれば治す事ができます。

Q 8
フッ素を塗ると歯の色はかわるの?

A
むし歯予防に使われるフッ素では歯の色は変化しません。

Q 9
永久歯が生えそろった後にフッ素を塗らなくなったらむし歯は増えますか?

A
日常生活でも微量にフッ素を摂取しているので急にむし歯が増える事はありません。
もちろんフッ素だけでむし歯を防いでいるわけではありません。
食後の歯磨きや甘いものをだらだら多量に食べない事がむし歯予防には大切な事です。

Q10
フッ素入りの歯磨き剤で磨いた後、うがいはどれくらいした方がいいのですか?

A
むし歯予防効果を期待するには1?2回くらいが目安です。

Q11
フッ化物歯面塗布の間隔は?

A
だいたい3?4ヶ月に1回、年3?4回が理想です。
フッ素塗布と一緒にお口全体の定期健診も行いましょう。

Q12
フッ素は大人にも効果がありますか?

A
もちろん成人にも高齢者の方にも効果があります。
歯の根の部分にもわずかですが取り込まれますので、歯肉が下がる事によって起こる知覚過敏を抑制する働きもあります。

Q13

フッ素入りの歯磨き剤の量は?

A
3?6歳未満はグリンピースサイズ(グリンピースの豆量)他の年齢は歯ブラシの約半分量が適量です。

Q14
フッ素以外のむし歯予防方法は?

A
噛み合わせの溝を埋めるシーラントがあります。
むし歯になる前に奥歯の溝をフッ素が入ったセメントやプラスチックでふさぎ、歯ブラシで磨きやすい形にします。後は、健康生活と定期健診。

Q15
フッ素入りの歯磨き剤は何歳から使えるの?

A
うがいができる(吐き出しができる)様になってから使いましょう。

Q16
フッ素入りの歯磨き剤の見分け方は?

A
今はほとんどの歯磨き剤の中にフッ素が入っています。目安としては成分表にフッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一スズなどが書いてある物。
「フッ素配合」と書いてあれば大丈夫です。

Q17
フッ素を塗るのはメリットもあるが、デメリットもあると聞きましたが詳しく教えて下さい。

A
フッ素は歯を丈夫(硬く)にしたり、むし歯になりにくくするメリットはありますが、物によっては歯に着色したりします。
(スズなどが入っている場合)デメリットもあります。

Q18
フッ素について安全性、効果、タイミング、具体的な方法など詳しく知りたい。
また、安全性・効果のどちらを優先すべきでしょうか?

A
食物などにも微量に入っているので、安全性としては基本的に口の中から入る物なので心配はありません。
間違った量(濃度の事)を大量に飲み込んだりしない限りは、歯が生えていればいつでもフッ素は塗る事ができますが、いろいろな方法があるので歯科医に相談するのがいいでしょう。
その上で安全性、効果を詳しく説明してもらいましょう。

 

 

 

《歯肉炎・歯周病に関する質問》

Q 1
歯周病は歯磨きで治りますか?

A
軽度のものは治りますが、原則的には歯科医の治療が必要です。
歯磨きも自己流では磨き残しや磨き癖があり、完全に磨きあげる事は困難です。
歯周病を治すには、歯ぐきの炎症だけでなく噛み合わせの改善も大切で、これは歯科医でないと治せません。

Q 2
歯周病に市販の薬や薬用歯磨ペーストは効きますか?

A
有効でない事はありませんが、直接の原因のプラーク(汚れ・細菌)がついたままでは効果が十分発揮しません。
歯周病を治すには薬よりまず歯磨きで、歯や歯ぐきをきれいにする事です。

Q 3
歯周病は全身に悪い影響を与えますか?

A
かなり影響しているようです。
糖尿病とは相互に影響し合い両方の病気を増悪させるようです。
その他、心筋梗塞など心臓血管系疾患にも影響している事が最近分かってきました。

高齢者に多い誤嚥性肺炎等にも関連していますし、低体重児出産を引き起こしやすいとも言われています。
まして、歯周病で歯をなくすと咬む力も減弱する上、食べるものも限られ、栄養に偏よりが出てきます。
それらの結果としての影響はいろいろな所に及ぶはずです。

Q 4
子供は歯周病にならないのですか?

A
歯があれば誰でもなります。

Q 5
リステリンなどの洗口剤は効果はあるのでしょうか、またどのようなものがいいのですか?

A
リステリン等の洗口剤だけでは効果は期待できませんが、歯磨きと併用するなら効果があるでしょう。

Q 6
染め出し液は安全ですか?

A
食物に使う色素なので多量に飲み込んだりしなければ大丈夫。
プラークの付き具合がはっきりと分かります。有効に活用して下さい。

Q 7
歯肉炎は歯磨きで治りますか?

A
原則として歯磨きで治ります。
ただし、時間がかかるものもあります。

また、歯磨きも自己流ですと磨けていない所もあることがあり歯ぐきの炎症が改善しにくい事もあります。
歯科医院で歯磨きをチェックしてもらって下さい。

Q 8
歯周病を治すにはどのような歯磨きをすればいいですか?

A
なるべく多くのプラークを磨き落とすため、歯の隅々まで歯ブラシを当て磨いて下さい。
手鏡などを見ながら磨くといいでしょう。
歯と歯ぐきの境目は横に、歯と歯の間は縦に歯ブラシの毛を走らせて下さい。
磨く時の力は軽く毛が曲がらない程度にして、なるべくていねいに長い時間かけて磨いて下さい。

 

 


《成人や高齢者の歯磨きに関する質問》

Q 1
介護の時、歯ブラシをしようとして口を開いてくれなかったり、短時間しか開いてくれない人にはどう対処したらよいでしょうか?

A
毎日できる自然な方法を考えてみましょう。
歯磨きに抵抗されているのであれば、良く噛んで食べ、唾液の分泌を盛んにし自浄作用の機能を十分に発揮できるように促したり、食後必ずお茶をすすめるめる事も大切です。
少しずつ無理をしないで慣れてもらいながら、磨く範囲を広げる様にしてはどうでしょうか。
なぜ抵抗しているのか見極めて口腔ケアへの理解を求めていきましょう。

Q 2
歯ブラシを入れると噛んでしまって離さない人にはどうしたら良いでしょうか?

A
一人でのケアーは難しいので2?3人で行うと良いでしょう。
長時間口を開いていられない方もいます。
口を開くためにオシボリや割り箸にガーゼを巻いた開口器を用意し咬んでもらうのも一案です。
安心と理解していただくための声掛けをしながら根気よく行う事も重要です。

Q 3
口を開かない、開けられない人はどうやって歯を磨いたら良いですか?

A
口唇マッサージで気持ちのよい感覚を体験させ脱感作をしてみましょう。
アイスマッサージが有効なときもあります。
口を開きすぎる場合は割り箸にガーゼを巻いたものを咬ませるのもいいでしょう。

Q 4
うがいできない人はどうしたらよいか?

A
水に濡らした脱脂綿等で口の中を拭いたり、吸引しましょう。

Q 5
唾液が出なくて口の中が気持ち悪い、どうしたら良いですか?

A
水を飲む、もしくは人口唾液の使用。保湿剤の入った洗口剤があります。
その他、血圧などの薬の副作用で唾液が少なくなったりする事もあります。
歯科医師・医師に相談してみて下さい。

Q 6
胃ろうの人は口腔ケアは必要ですか?

A
必要です。口の中が乾燥したり、汚れたりします。
肺炎の原因にもなりかねません。
水などで潤しながらきれいにして下さい。

Q 7
電動歯ブラシをうまく使うコツを教えて下さい。

A
ヘッドの形が手用ブラシと同じものは、当て方も基本的には同じです。
横に当てたり、縦に当てたり歯に合わせて歯ブラシを動かして下さい。
高速運動型で毛先の丸いものは、1本ずつ包み込むように磨いて下さい。
音波型は毛先をぬらしてから使うといいでしょう。
超音波型は毛先を動かす事でプラークの除去がより効果的にできます。
どのタイプでも当てただけではきれいに磨けません。
軽く動かして磨いて下さい。毛が曲がる程強く当てないで使うのがコツです。
手用と同様、使いこなしが大切です。

Q 8
電動ハブラシと、普通のハブラシどちらの方が良いですか?

A
大切なのは、きちんと汚れを落とす事です。
どちらを使ってもかまいませんが普通のブラシで十分に汚れを除去する事ができるのであれば、わざわざ電動歯ブラシを使う必要はありません。
電動歯ブラシを過信しないように心がけて下さい。

電動歯ブラシも使いこなしが大切です。

Q 9
歯間ブラシをすればするほど歯ぐきが痩せていっている気がします。大丈夫でしょうか?

A
大丈夫です。プラークが原因で腫れていた歯肉が原因を除去する事によって正常な位置まで下がってくるので、痩せていってる気がするのだと思います。
歯間ブラシにはいろいろな太さがあり、使いこなしが必要です。
歯科医院で指導を受けて下さい。

Q10
揺れている歯は歯ブラシで揺れなくなるのですか?

A
正しいブラッシングで歯肉を引き締める事で少しずつ動揺を抑える事はできます。
噛み合わせの調整も必要ですので、歯科医院で診てもらって下さい。

Q11
舌も磨いたほうがいいのですか?

A
舌についた汚れは、口臭の原因にもなりますので舌ブラシか歯ブラシで磨いて下さい。

Q12
糸ようじ(フロス)は必要ですか?

A
フロスは歯と歯の間など歯ブラシが届きにくい所をきれいにし、歯と歯の間のむし歯を予防するのに効果があります。
使いこなしがあり乱暴に入れると歯ぐきを傷つけたりします。
一度は歯科医院で使い方を教わって下さい。

 

 


《義歯に関する質問》

Q1
入れ歯は、はずして寝たほうがいいのですか?

A
原則的には、はずした方がいいでしょう。
ただしはずすと噛み合わせが安定しなかったり、呼吸が苦しくなる場合は入れて寝た方がいい場合もあります。
歯科医に相談して下さい。

Q 2
入れ歯が合わない時どうしたらよいのか?

A
市販の安定剤を使わず、まずは歯科医院に行って相談して下さい。
簡単に直せる場合もありますが、作り直した方がいい場合もあります。

Q 3
毎日入れ歯洗浄剤(ポリデントなど)を使った方がいいですか?

A
その方が衛生的です。必ず使用説明書に従って使って下さい。
誤った使い方をすると入れ歯をいためる事があります。

Q 4
新しく作りたいが費用は?

A
大きさ、形、入れ歯の材料などにもよるので歯科医に相談して下さい。

Q 5
安定剤を使ってもいいですか?

A
できるだけ使用しない方がいいでしょう。
使う前に一度歯科医に相談して下さい。

Q 6
バネが合わない、どうしたらいいでしょうか?

A
歯科医院にて調整してもらいましょう。
自分ではやらないで下さい。
入れ歯が割れた場合も歯科医院にお持ちください。ほとんどの修理はできます。

Q 7
入れ歯も時々歯科医院で診てもらった方がいいですか?

A
噛み合わせが低くなったりすると、いろいろ他に問題が生じてきます。
歯ぐきと合わなくなると入れ歯の下に食べ物が入ったりしやすくなりますので時々歯科医に診てもらって下さい。

 

 


《その他の質問》

Q 1
唾液は何処からどの位出るのですか?

A
唾液腺。耳下腺、顎下腺、舌下腺が主なものです。
1日1-1.5リットルくらい。

Q 2
口臭がすると言われたがどうすれば治りますか?

A
歯科的な原因としては、口の中にむし歯や歯周病がある場合は治療して下さい。
プラークが多く汚れている場合も口臭の原因になりますのでよく歯を磨きましょう。
その他、内臓疾患(肺や鼻などの呼吸器系・胃などの消化器系)や精神的なものが原因の場合もあります。

Q 3
親知らず、八重歯は抜くべき?(抜かずにすむ方法)

A
個々の場合によって違いますので歯科医に相談して下さい。
犬歯は矯正により、なるべく残すように考えた方がいいでしょう。